旭川の木製クラフトメーカー ササキ工芸

2月10日に虎の門ヒルズで開催された、ベンチャーアワード2016に初めて参加させてもらいました。

ベンチャーアワードは2000年からスタートした表彰制度で、革新的かつ潜在成長力の高い事業や、地域の活性化に資する事業を行う、志の高いベンチャー企業の経営者を称えるイベントです。

詳細はこちらで確認してください → 
ベンチャーアワード(http://j-venture.smrj.go.jp/index.html)

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特に関係のある企業さんが受賞というわけではないのですが、今、注目されているベンチャー企業とはどういう企業で、その経営者はどんな人なのか?というところに興味があり参加してきました。

10日の午後からスタートで、まずはパネルセッションから始まりました。

パネルセッションは、「Challengeイノベーション」と題して、今注目されている起業家をパネラーに招き、これから起業を考えている人たちへ向けて、自分たちがどうして起業したのか、そして起業した後の苦労など話してくれました。

パネリストは、サイボウズの青野社長Sansanの寺田社長マネーフォーワードの辻社長の3名です。

いろいろな話を聞かせていただいたのですが、その中で印象的だったのは、「起業することは立派なタワーを立ち上げることではなく、道路に空いた穴をふさぐようなこと」と言っていたところですね。

マーケットを調査し、誰かのためにタワーを立て、誰かに利用してもらうようなことを考えるようなビジネスモデルではなく、自分が不便だと思うような道路に空いた穴をふさいで、自分の不便を解消することを考えるビジネスモデルとのことでした。

寺田社長はサラリーマン時代に膨大に集まる名刺の管理に困っており、当時から名刺を読み取るソフトはあっても、それをしっかりと利用できるようにしてくれるサービスは無かったので、無いのであれば自分でやろうということがきっかけで起業したそうです。

そう、名刺管理という道路はあったけど、そこに使いやすいサービスが無いという穴があったので、それを自分でふさごうと考えたのです。

そこで行き着いたのは、名刺をスキャンして人海戦術の手打ちで情報を修正入力し、それを社内で共有できるようにするデータベースと仕組みをもったサービスを提供するということでした。

実際にSansanはそういったサービスを提供しており、同じような悩みを持っていたビジネスマンや企業に利用してもらっているそうです。

昔「必要は発明の母」という言葉がありましたが、やはりまずは自分が不便だと思うことを解消する、自分が使いたいと思うモノやサービスを提供する。
そういった基本的なところが大事なんだと、改めて感じました。

長い時間ビジネスの世界にいると、基本的な部分を忘れ、架空の人物像をターゲットにし、その人物にどうやったら買ってもらえるか、どうやったら利用してもらえるか、つまりどうやってお金を払ってもらうかに意識がいってしまうことがあるのではないかと思います。

大企業であれば、大量生産・大量消費を支えるために大々的なマーケティングをして、どうやって買ってもらえるか、利用してもらえるかを考えなければ、企業としてやっていけないのかもしれません。

でも、日本の企業の9割は中小企業であり、実際には小・零細企業が各地方で頑張って、日本の経済を支えているのだと思います。

小・零細企業の事業規模であれば、大企業の100分の1、1000分の1、いや10000分の1の事業規模かもしれません。
そうなれば、大量生産・大量消費を考えるのではなく、まず自分の立場で不便に感じていている穴を見つけ、それを解消するにはどうするのかを考えることが大切なのかもしれません。

日本の人口を考えれば1億3000万人、その中の0.01%、つまり1万人に1人だけでも同じ不便を感じている人がいれば、それだけで1万3000人です。

世界全体で考えれば、70億人を超える人口なので、その中の0.001%、つまり10万人に1人としても、7万人となります。

そう考えると、ニッチなマーケットでも小・零細企業にとっては充分な事業規模を確保できるのではないでしょうか?

万人に受け入れてもらえることを考えるのではなく、ごく一部の自分と同じような境遇の人に向けて事業を展開しながらも、それを出来るだけ多くの人に知ってもらうこと。それで小・零細企業は生きていけるのかもしれないですね。

まずは自分、そして働くスタッフがワクワクするようなことを実現化する。

そして、その先に多くの人たちが喜んでくれる状況が生まれる。

そんな会社にしていきたい。と感じたパネルセッションでした。

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ベンチャーアワード2016@虎の門ヒルズ その1」 に1件のコメント

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