ササキ工芸では月に1回、勉強会という時間を取り、現場でモノ作りだけをするのではなく、さまざまな知識を吸収したり、会社のことを考えたり、たまには人生のことも考えるような時間を作るようにしています。
先月(1月)は、知り合いの保険会社の社長さんにお願いして、若い人にもわかりやすい内容で保険のお話を聞かせて頂きましたが、2月はモノ作りをしている企業を訪問させて頂き、違った現場を見せて頂くことでいろいろと学ばせて頂くことになりました。
通常の勉強会は土曜日の午後からの半日ですが、今回は朝から1日かけて3か所の企業を訪問させて頂くことにしました。
企業訪問日は2月18日の土曜日に設定し、旭川から見れば南西側に50~60kmほど移動したところにある、中空知地方というエリア(ウィキペディア・中空知)にある、3社を訪問させて頂きました。
まず、最初に寄らせて頂いたのは、日本で唯一の馬具メーカーであり、日本のエルメスとも称される皮革製品を製造している「ソメスサドル」様です。
ソメスサドル様の工場は北海道砂川市にあり、広大な敷地内には工場だけでなく乗馬体験もできる牧場が併設されていて、日本唯一の馬具メーカーとして馬と自然を身近に感じながらモノ作りをしています。
ササキ工芸とはお仕事で直接繋がっているわけではないのですが、使用する素材は違っても、同じモノ作りという分野に関わる会社として、様々な場面でのご縁がありましたので、訪問先としてお声がけさせて頂きました。
実は訪問させて頂いた当日は工場はお休みとのことでしたが、折角の機会ですから、ということで染谷社長自ら休日返上で工場内をご案内していただけることになり、とても恐縮しながらも素晴らしい対応に感謝でした。
まずは、ミーティングルームで染谷社長からソメスサドル様について概要をお聞きし、その後、企業紹介の動画を見せて頂き、ソメスサドル様がどんな会社なのかを教えて頂きました。
そして、実際に作業をしている工場を案内していただき、製品を作る際に気を付けている部分や、工場内で工夫している所、新たに取り組んでいることなど、細かく説明をして頂きました。
ソメスサドル様のメインの製品は、バッグや財布などですが、工場の奥には馬具を作ったりメンテナンスをしたりするエリアもあり、さまざま場面で馬具づくりのノウハウが活かされた工場となっていました。
特に、原料となる革の選定にはかなり注意を払っているようで、作り上げる製品によって細かく基準を決めているようでした。
また、工場内はとてもきれいで、道具などもしっかり整理整頓してあり、こういった環境を維持するための習慣が働くスタッフに浸透しているからこそ、良いモノ作りが出来るのだろうと感じました。
最後は、雪が降る中、染谷社長自らわざわざ外に出て私たちを見送って頂き、その心温まるおもてなしに感動し、私たちもその姿勢を見習わせて頂きたいと感じました。
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