社員研修旅行の続きです。
砂川市のソメスサドル様を訪問(訪問した様子はこちら → 社員研修旅行 その1)した後は、近くのログハウスのレストランで昼食をとり、隣町の赤平市にある「空知単板工業」様を訪問させて頂きました。
空知単板工業様とは古くからのお付き合いがあり、ササキ工芸で製作している製品にも、空知単板工業様から仕入れした材料を使わせて頂いているものもあります。
また、毎年6月に「チャリティー100kmウォーク」という2日間をかけて100kmを歩くイベントを主催者として開催しており、昨年(2016年)が第15回目の開催でした。
毎年参加者が増え、近年は1000人を超える参加者が集う、一大イベントになりました。
当社のスタッフも数名ですが、自主的にこの100kmウォークに参加させて頂いています。
→ チャリティー100kmウォーク2016
そんな空知単板工業様のメインの製品は、社名にもある通り「単板」(たんぱん)です。
単板とは、木を薄くスライスしたもので、突板とも呼ばれ、英語でベニヤ(veneer)とも言います。
単板を作る方法は大きく分けて2種類あり、丸太をくるくる回して大根のカツラ剝きのようにして板を作る方法(ロータリー方式)と、カンナのような機械で薄く削る方法(スライス式)があります。
単板を使う用途としては、主にロータリー式で作った板は、何層か重ねて貼り合わせることで強度もあり変形しにくい板(合板・積層合板)を作ります。
主にスライス式で削った板は比較的価格の安い合板や他の素材の表面に貼って美しい木目を表現します。
空知単板工業様では、スライス式で単板を作っていて、さまざまな種類の木材を1mm以下の薄さで削り、出荷しています。
特にフローリング材の表面に貼るための単板を作ることが多いとのことで、幅や長さの違う板を集めて集成材にしてからスライスすることで、表面上は板を敷き詰めたように見えるような単板を作ったりしていました。
この作業はお客様の要望に合わせてミリ単位の調整が必要とのことで、機械化と手作業を上手に組み合わせて作業していました。
また、午前中に訪問させて頂いたソメスサドル様同様に、工場の中は整理整頓してあり、機械それぞれに名称を大きく表記し、ロッカーには何が入っているかを明記し、掃除用具ですら、どこに置いてあるか印をつけていました。
聞くところによると、定期的にクリーン運動を行っており、社員が気が付いたところを自主的に整理・整頓・清掃・改善し、それを巡回員が評価をするシステムもあるそうです。
さらに、工場の中には今年のスローガンが掲げてあり、会社全体で情報を共有していることも感じられました。
とても大きな工場ですが、いろいろなところに工夫があり、見習うべきことが多い工場でした。
空知単板工業様のwebサイトはこちら → http://www.sorachitanpan.com/
昨年(2016年)の100kmウォークのwebサイトはこちら → http://100kw.jp/index.html
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