今回は地元旭川の小学校のPTAからの依頼で出張木工体験を行いました。
毎年この時期(9月・10月)に、旭川市愛宕東小学校ではPTAが主催となり、週末の土曜日に子供たちにもっと学校を楽しんでもらうという趣旨のイベント「学校をもっと楽しもう」(通称:GMT)を開催しているそうです。
今年は9月2日(土)が開催日で、社長の知り合いの方がPTAで役員をしているとのことで、ササキ工芸に協力要請があり、子供たちにモノ作りを体験してもらう良いチャンスと思い、協力させて頂きました。
PTA側からの要望としては、1回に50名ぐらいのお子さんを対象として、30分程度のワークショップを4回開催してほしいとのことでした。
通常、ササキ工芸で開催しているワークショップは90分程度なので、短い時間でできる新たなメニューを考える必要がありました。
ササキ工芸のスタッフに、メニューについて相談したところ、木製のミニコースター作りを考えてくれたので、それを採用。
事前に50名x4回=200名分の材料を準備し、メニューを考案したスタッフと共に小学校へ向かいました。
会場は、愛宕東小学校の体育館でブルーシートを敷いた上に木製の作業台を置いて、そこで作業を行いました。
作業内容としては、ベースとなる四角い板に、材種が混ざっている木片9枚を貼り付けて、表面を磨き、最後にクルミから出るオイルを塗布して完成となります。
手順は同じですが、選ぶ木片の材種によって色のコントラストが違ったり、磨き方で多少形状が変わったりして、それぞれ個性のあるミニコースターが出来ました。
参加した子供たちは真剣にそして楽しんでコースター作りに参加してくれたようです。
特に、最後のオイル塗りは、実際に食べることができる食用クルミをガーゼに包み、金づちで叩いて細かくしてからオイルを絞り出すという作業だったので、クルミからオイルが出ることを実感した子供たちの感嘆の声を聞けたのはうれしかったです。