こんにちわ、ササキ工芸の佐々木です。
先日、ある講演会に参加させて頂いた際に聞いた話が面白かったので、ちょっと披露させていただきます。
まず、この絵を見てください。
二本の線が引いてあり、そこに矢印が付いています。
この二本の線は、どちらが長いでしょうか?
こんな声が聞こえてきますね。
こんなのよくある、だまし絵じゃないですか!
下の線が長いように見えるけど、二本とも同じ長さっていうのが答えでしょ。
ちょっと古いんじゃない?(笑)
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本当によく見てみましたか?
それでは赤い補助線を引いてみましょう。
どうですか?
同じ長さですか?
実は上の線のほうが長いんです。
これが思い込みです。
人間は、過去に経験したことから学習する素晴らしい能力を持っていますが、その能力が逆に邪魔をしてしまう良い例だと思います。
知っていると思い込んでいる。
同じだと思い込んでいる。
そう、過去に経験したことに似ているところがあると勝手に「同じ」と思い込んでしまうのです。
でも、実際は違っているんです。
時代が変化し、皆さんの趣味・嗜好が多様化している現在では、過去とは違った感覚で物事を捉えなければならないのに、過去の感覚のままで物事を判断している自分がいることに気が付かされました。
自分としてはいろんな情報を入手して、いろんなことを経験して、いろんなことを知っているつもりでしたが、それは思い込みでした。
そして思い込んでいると思っていない自分もいました。
もっともっといろんなことに耳を傾け、過去に経験したこと、聞いたことにも興味を持つ必要があると改めて認識させられました。
まだまだ勉強が足りないですね。。。