旭川の木製クラフトメーカー ササキ工芸

ゴールデンウィークの休業について

2018年9月に発生した「北海道胆振東部地震」は、震源地周辺の胆振東部(苫小牧周辺)に大きな爪痕を残しました。

そして、この地震で私たちが普段いかに電力に頼って生活しているか、そして電力を失ったときの脆さが露呈した地震でした。

直接の被害が及ばなかった北海道各地でも、北海道全域の停電という未曽有の出来事により、そこで生活している人たちの生活に大きな影響を及ぼしました。

さらに、この地震のニュースは日本国内だけでなく、全世界を駆け巡り、「北海道は危ない」という風評が広がり、観光客が激減して観光産業に大きなダメージを与えました。

観光は北海道の基幹産業の一つであり、国内の行ってみた旅行先でも常に上位にランクインしていますので、観光客の激減は北海道各地で深刻な問題となりました。

そこで、国が旗をふり北海道復興プロジェクトが展開され、旅費の補助によって北海道に観光客を呼ぼう。
そして観光に来ていただいた方たちに北海道の魅力あるお土産を提供して、地場産業を盛り上げよう。
という事業が動き出しました。

旅費の補助に関しては、大手の旅行会社や宿泊検索サイトなどが積極的に協力し、多くの人達がまた北海道に行ってみようと思っていただくきっかけづくりになったようです。

そして、次のステップである、旅行者が魅力ある地場産品を購入するためのお手伝いということで、「HOKKAIDO TO GO プロジェクト」が立ち上がりました。

英語で「持って帰る」というのは「 take out 」と言いますが、アメリカのファストフード店などで持ち帰りかどうか聞くときに「for here or to go? 」と定員さんが聞いてくれます。

「持って帰る」のちょっとカジュアルな表現が「 to go 」で、かしこまって持ち帰るというより、気軽に持って帰るという表現になるのかと思います。

そんな感じで、北海道の地場産品も手軽に買って帰ってもらいたいということで「HOKKAIDO TO GO」なんだと勝手に解釈しています。

その「HOKKAIDO TO GO プロジェクト」にササキ工芸も参加させていただく機会を頂きました。

北海道といえば美味しい地場産品ということで、食品に目が行きがちですが、食品以外にも魅力ある地場産品があることを多くの人達に知ってもらえればと思って参加させていただきました。

「HOKKAIDO TO GO プロジェクト」のメイン事業は、商品の開発ではなく、既存の商品のパッケージを変更することで、より魅力ある商品として魅せる/見せることで、パッケージのデザインによって商品の魅力を最大限に引き出そうというものです。

今回は、北海道の中でも余市町、釧路市、そして旭川市の三箇所が対象エリアとして選定され、各エリアから2社が事業に参加することになりました。

旭川エリアからは、ササキ工芸と日本醤油工業さんの2社が選ばれました。

事業の統括は、東京の「ロフトワーク」さんで、そこのスタッフが各地の事業者と全国各地のデザイナー・クリエイターとの橋渡しをして、パッケージ開発に取り掛かりました。

本来は、こうした事業は1年とか長い時間をかけてじっくりと取り組むものだとは思いますが、今回は12月にスタートして翌年3月には終了するという、かなり強硬なスケジュールの事業でした。

12月に地元旭川で事業説明会があり、翌週には参加企業が選定され、その翌週には担当するデザイナー・クリエイターとのマッチングと自社の抱えている課題を発表。

そして年が明けてから最初のプロトタイプが出来上がり、3月には完成というあっという間の事業でした。

今回の事業では、中国出身のデザイナー・クリエイターさんと組むことになり、外国人の目線から見た日本らしさを反映させたパッケージが出来上がりました。

まだ細部を詰めなければいけないところもありますが、日本人が考えるものとは若干違うように思いえる部分もありますが、外国人の目線で客観的に見るとこうなるんだということを勉強させていただきました。

ササキ工芸としても、日本国内だけでなく海外に向けて販路を開拓していこうと考えている中で、中国出身のデザイナー・クリエイターさんと組むことが出来たのは、今後の展開にとても良い効果をもたらしてくれるのではないかと思っています。

短期間で大変なことばかりだったと思いますが、最後までしっかりと事業のかじ取りをしていただいたロフトワークの皆さん、特に旭川を担当してくれた林(リン)さんありがとうございました。

そして「大宇宙醸」の静電場 朔(セイデンバ・サク)さん、「スタジオスプーン」の中村 明史さん、本当にありがとうございました。

こうした事業に参加しなければ、出会うことが無かった人たちとのご縁に感謝するとともに、今後も多くの人達に支えられながら、理念に掲げている

『世界の人々に「喜び」「感動」「安らぎ」を感じるモノづくり』を実現できるよう頑張っていこうと思います。

「HOKKAIDO TO GO プロジェクト」で出来上がったパッケージについてはこちら 
→ HOKKAIDO TO GO ササキ工芸プロジェクト

下記写真は3月の報告会の様子

 

 

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