旭川の木製クラフトメーカー ササキ工芸

上海の工場見学2ヵ所目は、「Magic works」(マジックワークス)様の工場です。

「Magic works」様の工場は、上海から北西に車で3時間ほど移動したところにあり、厳密にいうと上海ではなく江蘇省南通市にありました。
数年前までは、上海に工場があったのですが、規制強化などの影響で郊外に移転したとのことでした。

こちらの工場は、中国人がオーナーなのですが、日本向けにも家具の輸出をしているとのことで、生産管理や品質管理はしっかりと行っており、さらに日本からも視察に来る人が多いのか、要所要所に日本語の説明がありました。

上海だけでなく、中国全土で近年は公害に対する規制が厳しくなっているとのことで、塗料も有機塗料は使えず、水性塗料に切り替えているとのことでした。

また、ごみの分別もしっかりと行っていて、工場内には清掃専門のスタッフもいるほとでした。

工場自体は2階建てで、1階が7500㎡、2階も7500㎡で、合計1万5000㎡というとても広い工場で、それぞれエリアが分けてあり、作業途中の家具が整然と並べてありました。

日本向けでは、商業施設やホテルなどに使われる備え付け家具を主に手掛けているとのことで、ある程度数がまとまったオーダーにも対応できるところが優位な点ということですが、もちろんそこにはしっかりとした品質が保証されていることが前提としてあると思います。

たぶん、中国国内であれば大量生産に対応できる工場は何か所もあると思いますが、そこにしっかりとした品質が伴っているところが少ないのではないかと思います。
高い品質を維持するために、人件費には他の家具工場より多くの予算を割いているということで、優秀な人材を中国全土から集めているようです。

一昔前は、中国製の製品は「安かろう、悪かろう」と言われていましたし、現在でもそういう工場はあるとは思いますが、そういった工場とは一線を画し、高い品質を売りにする工場が中国にも出てきているのはとても脅威に感じます。

今でも日本のモノづくりに誇りを持ってはいますが、他のアジア諸国のモノづくりと比べてだんだんと技術の差がなくなってきているように感じました。
日本らしいモノづくりにもっと磨きをかけ、世界に通用する木工クラフトを提供できるよう精進していかなければならないと改めて実感しました。

上海視察<7日目&おまけ> へ続く

 

 

 

 

 

上海視察<6日目> その2」 に1件のコメント

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